わたしあさ。旅ジャンキー。 -2ページ目

鮮やかな日々を呑んで感謝せよ。

                       鮮やかな日々

あー、なんだ。その、盆と正月がいっぺんに来たと言っていい三日間。


春美と久々に会い、叩きあい、撫であい、古典写真技法のひとつ・フォトグラビアの制作過程をみせてもらってこの日のすべてに浮き足たって。

あたくしはどうやら薬品に悶える嗜好があるらしい。

そういえば、中学生ンとき、理科室にある薬品を嗅ぎまくって、偶然イケナイものに当たって吐いてしまった思い出を持っている。その日はおそらく、初めて保健室という名の駄弁り場のベッドで横になった日でもある。

日本大学江古田校舎内を歩き、いろいろ設備を眺め、今年四月から通う写真専門学校に淡い期待を抱く。

「累犯障害者」山本譲司 著を完読。著者に一度お会いしたいと思ふ。


愛カメラ・天照さんを贔屓にしている写真屋へ修理に出したところ、見積もりには一週間かかるといわれ、面倒くさく感じる。なんとかここで治せませんかな、と駄々こねていたら、ショーケースに入っていたNikon FE 黒を貸してやるからあきらめなっせ、と店長に諌められた。素直に歓喜する。万歳する。天照さんはFE2。と、いうことは天照さんの兄貴ということである。その兄貴を借りられるとは全く予想せんかった。また万歳する。三唱。

この兄貴ってのがまた、曲者で楽しい。シャッターが軽い。躊躇わずいなせに行こうぜ、とおっしゃっているようだ。兄貴、短い間ですがよろしゅうおねげえしますとかための杯を。

天照さんについていた擦り切れたカメラの首下げ紐について談話していたら、劇的にその紐が切れる。絶句。見かねてくれたのか、ジャンク箱の中からノーブランドで小綺麗な首下げ紐をいただく。万歳四唱目。ここで切れて良かったな、と感慨深く、今日のすべてに感謝する。


写真屋の前にある草場で樋口一葉さんの「にごりえ たけくらべ」を拾う。うんふんふんうんをややっと丁寧に読んでみると驚愕した。清涼な言葉使いで気持ちが良い。つい、一文字一文字ひとつづりひとつづりゆっくり拾いながら読んでしまう。誰が落としたのだろうか。ぞくぞくする。気温のせいだけではない。つい、その場でしばらく立ち読みをしてしまい、写真屋のおねいちゃんに背中から抱きつかれ、どうしたのさ、と声かけられる。うっかり、きゅんとしてしまった。男女の駆け引きが粋に行われている場面を読んでいたところであった。なんというシチュエーション。


雪が降り、うちの前にある広場が一つの水たまりをつくって、それ以外が限りなく純白で覆われている、という夢をみた。

眼覚めてみると窓が白い。現か幻か、と一発で低血圧の朝を浄化し、興奮する。

今日はひきこもることにした。こんな日は焼酎に限る。

鹿児島県産いも焼酎 八千代伝を1:1で湯割り。

そして右手には母さんの稲荷寿司。


自分はここにいて良いのだ。

思い出した、今日は節分の日であった。

酒で鬼も福も誘わねば。


こどもがうまれてくる比喩の誕生。

                      にんげんのかたちをしたにんげん


あるTV番組である子持ちのおっさんが「いやあもうね、幼稚園の運動会では、あ、走ってる!って涙でちゃう。お遊戯ってのがあってね、あ、踊ってる!ってねもう顔全体がじわーってね、そうだよ!じわー」と全身を広げながら話していた。


そういや、初めて一人で風呂に入った時は、体洗い用タオルを胸から腹に、時たまには両足をくっつけたところにかけて、石鹸をこすりつけていたんだが今となっては太もも一本で物足りる。
自分でこう思うと感慨も何も無いに近いのだが、自分の肉体から出ていく子に対してはどう思うんだろうか。
今度母親たちに問うてみる。
父親たちにも問うてみる。
最近自分の周りで子持ちが増えてきたのもあって、身体、精神という『人間』の全てに対して、本気で不思議に思えてくるようになった。
あかちゃんはこうのとりではこばれてくるんだよ。
きゃべつからうまれてくるんだよ。
誰が最初に言ったんだろうか。
おとこか、おんなか。
なんとなく、おとこのほうだとおもう。
わたしはおんなで、わたしから見たおとこたちは、わたしよりもとても繊細だから。


失せ物たち。















さあ今年も二週間目になりました。

この二週間の消え物発表。自虐にも満たないワぱふぱふどんどどんちゃちゃちゃ!


1/2  ミドリハリ眼ガネ 一個

1/3  茶色いナイロン手袋 片ッポ

    携帯電話(au 銀色 ストラップ無し) 一個

1/4  ヨドバシカメラ ポイントカード 一枚

    カメラレンズ フィルター 二枚

    カメラ【天照さん】フィルム巻きをするときに使うノブ 一個

    卒業研究関連データ入りUSB 一個

1/5  バスカード 黄色いやつ 一枚

1/6  いただいた年賀状ら 一束まるごと


1/8  バイク【流(るー)さん】 前後ともの左ウィンカー 計二個


1/10 妖怪辞典 一冊


1/12 new携帯電話(au 銀色 ストラップ無し) 一個


さてさてお立会い。

携帯電話が二箇所にありますが、その詳細を。

1/3に消え失せ、1/4にau店員と相談した上で機種変更。アドレス、番号はそのままで使える なーんてすげえ、と感心した。二年前はできなかったはずである。丁度二年前も携帯電話を失くしたので覚えている。

最近の携帯電話にして、なーんか使い心地がまだまだ慣れんなあ、まあそのうち慣れるんだろうなあ、と思っていた矢先にまた、落とす。1/12。腰が抜けそうになった。しかし今回は誰かさんがすぐに駅員に届けてくれていた。翌日どうしても携帯電話が必要な事柄があったため、始発で取りに行く。

この二週間で、この手に戻ってきたのは new携帯電話(au 銀色 ストラップ無し) 一個、これだけでありました。

どーもこーもオチもクソもない二週間。



1/4に多くのものを失いました。

その日の夜、一人の少年が逝ってしまいました。

去年12/28に17歳を迎えたばかりの少年。

少年は自転車に、そして右折したワゴン車と衝突し、頭部のみを打って、病院へ運ばれたそう。

事故のため、警察も関わり、すぐには葬式を出せなくて。

関連、必然付けしたいつもりはないんですが、事故があったほぼ同時刻にこっちはカメラのフィルム巻き戻しノブを壊していました。


一週間後の1/11にお通夜を行って。

幸いか、一目面会する機会をもらって。

棺で眠る少年はものすごく普通の顔でした。

でも少年の意識や人格はもうそこに居ない、というのがよくわかる空気がありました。

棺の顔扉を開いても、私たちと少年の狭間にあるビニールの壁があり、それがますます逝ったということを強調していて。

何にも匂わないんです。

私のあとに、面会した小学生が「なんで笑っているの」と怪訝そうにつぶやいていたのが印象的すぎて。

他の小学生も同感の言葉を手に口にしていました。

その横の大人たちは、本当に何にも無い顔、「事故にあったなんてまたまたそんな冗談を」と自分で言っているような顔だった、と言いあったりしていました。

斎場は人の想いが溜まり過ぎて、息苦しかったです。

面会のあとすぐに一足伸ばして、外からお通夜を眺めました。

ああ、少年はもう居なくなったんだ。

そこには私たちが想う、『少年』だけがたくさんいるんだな。

そんな匂いがしました。

そう嗅いだら、その匂いを面白く、そして息苦しく重く感じました。


少年に向かって手を合わせたときは、なにも想うことがありませんでした。

言葉のない挨拶、ぐらいしか。

翌日、藤原新也さんが言っていたことを思い出しました。

「なにも願わない手を合わせる」




からだが、カラダが、体が。

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余裕で乗れるはずの電車。ひょいひょいと階段を上がったら急に足がもつれ、電車ン前で転びました。見事なまでに前のめり。めまいがしてきて。あたいが起き上がるまでドアを閉めるのを待っていただきまして。
不安そうにあたいを見つめる小学生2人。立ち直らない精神のまま、電車に乗りまして。
二日間うちでのほのほのほほーんしてただけでこんなに基礎体力が堕ちるとは!と、車内で不規則な息を整える私。
そういやこの二日間、白飯を食ってないや、納豆は毎食欠かさず食ってたが。と思い起こしてみます。やべぇなあ、完璧なまてに日本人だなあ、自分。
あ、米不足で吐きそう。納豆だけじゃあ駄目よ、自分。吐きそう。米。

何年かぶりに一句。
米が無きゃ駆け込み電車もできない。
字余り。
なんか法則間違っているようなかんじがしますが、何か?

起きたら新年になっておりまして。

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電子日記にて毎日一筆、という今年の目標が1日目にして倒れました、ひょうひょう譲ちゃんです。おばかー
怒濤の三週間が終わりました。平均1日13時間バイトしてたということを自覚し、そしてその分の給与はあえて計算しないで、そっと布団裏に置いておきます。
そういや、この三週間、深夜遅くうちへ帰る度に、沢山のカエデ枯れ葉が舞っていたんです。毎日。多分今日も相変わらず舞っているんです。そう断言するぐらい舞っていたんです。舞っていたんです。
それを一時、ほげほげびゅおびゅおチクチクガクガクぶるぶる見物していると、青暗い視界の隅に猫が舞っているんです。毎回。
一瞬限りの欲丸だしな顔をガッと方向へ向けると、それも植木の狭間でうごめくカエデの枯れ葉だということを認識。
このパターンで毎日毎回騙されました。どんだけ癒されたいんだろうかと自分を嘲笑いながら、自分を可愛がるために深夜熱風呂をいただく日々。

何年ぶりか、初日の出を見逃しました。今年は見事に文字通りの寝正月。と、いうよりも世間から外れちゃってる自分。絶望した、なーんて呟く暇もなく、極自然にズレちゃっています。ただ、今は世間の行事からだけで、人間の軸はまだ全然で全くの大丈夫です。ズレズレズレ。

ああん、良い空。眼鏡がボヤけてる。眼鏡が。メインで使っている眼鏡をうちの中で紛失しました。私部屋から洗面所の間のどっかで逃亡した様子です。ないないの神様、ミドリハリ眼ガネはどこにあるんでしょうか。
それにしても、使える眼鏡を3つもっていて良かったです。ちなみに視力があわなくて眠ってる眼鏡は5個。眼鏡歴19年をなめんなよ。イェー。今年も新しい眼鏡が欲しいな。ひょうひょうびゅおびゅおほげほげチクチクガクガクぶるぶるズレズレズレズレズレ

1月2日朝7時1分 私部屋より

最近細菌にはまってさあたいへん。

                     笑ってしまっているひと


で、「もやしもん」に再びかもされて、デスクトップに菌を飼ってしまう始末。
あのふよふよ浮遊感が、あたいの触角を刺激してくるの。
フジTVのHPへ行ってあなたも、かもされちゃえ。かもすぞー


で、かもされたせいか、ここんとこ毎日やっていること。


・朝6時に魚類を持ち、散歩へでかける。日が昇ったら帰る。約30分。
 5割の確率で2匹の白ネコに出くわす。それぞれ黒と茶の丸模様をケツにつけておる。
 魚類を与える。けっしてその身体を触らせてはくれない。気高しとビビりは紙一重なのか。
 隣で寝べそり、まどろむ。ベンチなり砂場なりブランコなり。視線の高さは彼らと同じ。
 会うごとに距離が近づいてくる。気のせいではない。


・未だにインターネットが途中で切れる。再起動しないと接続してくれない。

 急ぐ時は迷わず電光石火の如く、再起動。
 その間に奇声をあげ、脱力しながら踊る。
 おげらっぱ。うぎゃっぱ。んさぇっぱ。ふぁおっぱ。その他。
 ぱ、のところで何らかのポーズをとり一時停止すべし。
 推奨するは尊敬すべきジョジョポーォズ。
 は行は程よく、ま行は度過ぎつつも、力が抜けるに適している。


なぜこれが二週間も続いているのか不思議に思うてみた。
ひょうひょうと筆を遊ばせた。
本能、と結論が卓上に出る。
それでいいのだバカボン。

卒研があともうすこしでー
今自分がどこをはしっているのかわからなくてー
だから外へ行って日がのぼるのをみてー
ひやり、と四季を感じてー
にほんにいるー
ここにいるー
そう確認をしている自分がまた笑えてー
つらいときは笑えばいいよー
つらくないときは笑わなくてもいいよー
そのときこそ挑めばいいのだー
ゆけゆけひょうひょう嬢ちゃーん

ゆけゆけひょうひょう嬢ちゃーん

ゆけゆけひょうひょう嬢ちゃーん

けはははは

ひゃらひゃら

むはは



言葉の根っこは果てまで続かない。

くうくうく

同じ言葉で声では簡単に言えて

手では簡単に言えんってのがあって困るなと思いふけて安堵。
同時に困惑してくうくうくう素敵に堂々廻り。


親指と人指し指ひとつづつ
あごにくっつけて
その指の腹を合わせる。


その言葉を贈りたい相手の頭上で背中で足元で胸前で指先で
君が聞こえなくってよかったよ自分も聞こえなくってよかったと思う空間の中で

声を出すくうくうくうくうくうくう自分だけが安心できた。なんというひとりよがり。いやこれぞ安心というもの。
ふいに君の気配を感じ眼を合わせた。
振動と吐息はわかるんだものくうくうくうなんてことを言われた時はたまらない。
あごの付け根が自分の体液で染み入る。


親指と人指し指をひとつづつ
あごにくっつけて
その指の腹を合わせる。


鼻血を垂れ流したまま

君に右頬を差し出したらくちづけがきた。殴れないよと底抜けに笑われた。
血は右穴から口の右端まで続く綺麗な線を君はそれを崩したくなかったのだろう。
どこかが空のままなのにくうくう笑えてきた。


親指と人指し指をひとつづつ
あごにくっつけて
その指の腹を合わせる。


くうくうくうくうくうくう君はなぜそんなことを簡単に手で言える。

そう思うた矢先に、手とか声とか聞こえるとか聞こえないとか

こんなことを執拗にこねくりまわしていた自分が阿呆らしくなった。
言葉は言葉
言葉が言葉
どうあっても

刺々しい言葉は痛い
柔らかな言葉は優しい
温い言葉は暖かい
突き放す言葉は冷たい
どうあっても

言葉も言葉
言葉で言葉
それを受け入れられても自分は

今日も言葉は贈る方法のさじ加減ひとつで甘く変容するのだと呟く。


くうくうくうくうくうくうくうくうくう
ひとりで声を出すと脳髄が痺れる
くうくうくうくうくうくうくうくうくうくうくうくう
呟きでなくとも叫びであろうとも脳天に届く
くうくうくうくうくうくうくうくうくうくうくうくうくうくうくう




オレンジの月は見ている。

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目の前をシャキシャキと歩いて帰路につくオヤジと
それにすがるようにヘタヘタと歩くあたいと
どっちが恐怖を持っているの。
願わくば
どちらにも
酒が入って
いないように

400円で腸内洗浄。

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ドタキャンやらかしてしまいました。
や、今日じゃなくてこないだ、3日にです。
んで今、アレってドタキャンじゃねえか。と気付きました。嫌悪。
ごめんなさい。
春ちゃん、今度パンシットもどきをあげるよ。


さて。今日は午後の紅茶【ミルクティー】二リットル飲みましたよ。
見事に腹壊して吐気もしちゃって
そこを突くように牛乳二リットル飲みました。
そして水を二リットル飲みました。
そうです。今日は麻流・腸内洗浄の日にしたのです。
すっきり!
ポイントはその日の21時までは飲み物以外、口にしないこと。
24時間うちに居る日によくやります。
さー、夕御飯!
家庭でできる体内洗浄ってどうやったら良いのだろう。お茶かなあ。

人体はちっとそっとじゃあおかしくはならないんだよね!
すげぇぜおねいちゃん!

今日からはやや盲目的でありながらしっかと歩く旅をする。

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あと二年、ここに住むことを確定いたしました。
別の地に行きたい住みたいとつぶやきつつ、あたくしはまだ東京・多摩にいたいのかもしれません。
むしろ、多摩です。東京ではありません。
多摩県っていう名称があっても不思議ではありません。
それぐらいに多摩が好きです。
まあ、ここに住んでいる分、他の地へ行った時の感受度がより強烈になるから、ってのもあるやもしれません。
たまに北海道へ行ったときの幸福感といったら…!
ふらりと和歌山へいったときの開放感…!

来年4月からは夜間の写真専門学校に入ることにしました。
今のバイトをしつつ学校へ、で専門学校一年は不可能でした。
夜間一年のところを探してみましたが、一年制は昼間部のしか無かったです。
今のバイトは今までのバイトの中で一番性に合ってるので、できれば続けたいなと思ってます。
何より、気楽…!
社員・バイトの皆が、必ずや何かのオタクやマニアなんです。
しいて挙げるならば、一ヶ月に一週間は四国お遍路、コスプレイヤー、廃墟オカルト、ゲーマー、バイクいじり、極度の蚊フェチ。
全ての漫画雑誌を読覇されているという素敵なお方も。
年に3回に大忙しのピーク期間があって、今みたいにオフピークな時期もある、そんな波のあるバイトはあたくしにとっても都合良いのです。
オフピークに旅をしたり写真にのめり込んだり試験もしたり塾スタッフもしたり。
いろんなとこに転がり込んだり。

さてさてみなさんお立ち合い。
この日からあたくしの20代前半が開始致します。
相も変わらず、かもしれませんが
この舞台を、とくとその眼で
ご覧になさってくださいますよう。